STEVE HILLAGE

1951年生まれのスティーヴ・ヒレッジ。ディレイを効果的に使用したギター奏法は正にコズミック・スペースな宇宙空間。個人的にはギタリスト5指に間違いなくランクイン。20代前半からカーンゴングで活躍しており若くしてそのテクは突出していた。ソロ活動へ突入しても変わることなくヒレッジは常に宇宙を演出。80年代に入るとプロデュース活動へ重きを置くが90年に入りテクノユニット、システム7を結成しレイヴァーから熱い支持を獲得。21世紀を向かえても未だ第一線で活躍とその創造意欲に衰えは無い。凄い人です。大尊敬。

FISH RISING

1.Solar Music Suite

 A.Sun Song (I Love Its Holy Mystery)

 B.Canterbury Sunrise

 C.Hiram Afterglid Meets The Dervish

 D.Sun Song (Reprise)
2.Fish
3.Meditation Of The Snake
4.The Salmon Song

 A.Salmon Pool

 B.Solomon's Atlantis Salmon

 C.Swimming With The Salmon

 D.King Of The Fishes
5.Aftaglid

 A.Sun Moon Surfing

 B.The Great Wave And The Boat Of Hermes

 C.The Silver Ladder

 D.Astral Meadows

 E.The Lafta Yoga Song

 F.Glidding

 G.The Golden Vibe / Outglid

75年に発表されたスティーヴ・ヒレッジのソロ1作目。1stにして完全にヒレッジの世界を作り上げており最高傑作の呼び名も高い。ゴングのメンバーも多数参加しており、そのサウンドはアレン時代のゴングを完全に継承。エッグやハットフィールド&ザ・ノースのデイヴ・スチュワートやヘンリー・カウのメンバーとして在籍した事もあるリンゼイ・クーパーも参加。@「Solar Music Suite」は17分にも及ぶ組曲で強烈に素晴らしい。参加したピエール・ムーランのドラムは複雑かつ緻密で力強い。特に後半の高揚感Cパート「Hiram Afterglid Meets The Dervish」は流石だ。マイク・ハウレットのベースも強烈なビートを作り出している。壮絶な演奏でキメてくれます。A「Fish」は1分弱のゴングを髣髴させる小曲。B「Meditation Of The Snake」は短いインストでいかにもヒレッジ的スペイシー空間。C「The Salmon Song」は@に続き組曲。ヒレッジの宇宙ギターを堪能できる。D「Aftaglid」も15分近い組曲。序盤はシンセでサイケ空間を煽る。5分辺りからは瞑想モード。8分過ぎでヒレッジのギターは宇宙を徘徊。ベース、ドラムが力強い。@同様この曲も良いです。

L

1.Hurdy Gurdy Man
2.Hurdy Gurdy Glissando
3.Electrick Gypsies
4.Om Nama Shivaya
5.Lunar Musick Suite
6.It's All Too Much

76年発表。僕の所有CDはジャケ違いで本来はヒレッジがギターを持って恍惚になっている様のジャケットが有名です。@「Hurdy Gurdy Man」、B「Electrick Gypsies」ではポップ職人ぶりを見せ付けてるな〜と思ったらプロデューサーはトッド・ラングレン。なるほど。C「Om Nama Shivaya」は完全にエスニックサウンド。個人的にはA「Hurdy Gurdy Glissando」とD「Lunar Musick Suite」がベスト。Aは徐々に盛り上がっていく様とヒレッジ独自のディレイを駆使したギター奏法が圧巻。D「Lunar Musick Suite」は壮大なジャズロックでこれもインパクト十分。序盤のギターはメタルの様。E「It's All Too Much」はビートルズ(ハリスン作)のカヴァー。

GREEN

1.Sea Nature
2.Ether Ships
3.Musik Of The Trees
4.Palm Trees (Love Guitar)
5.Unidentified (Flying Being)
6.U.F.O. Over Paris
7.Leylines To Glassdom
8.Crystal City
9.Activation Meditation
10.The Glorious Om Riff

78年発表。4th。プロデュースにはピンク・フロイドのニック・メイスンが参加。@「Sea Nature」から空間的な広がりを見せるスペース感覚は圧倒的。ノリの良いD「Unidentified (Flying Being)」なんかもあり全楽曲良いです。傑作。I「The Glorious Om Riff」はゴングの「Master Builder」再演。

OPEN

1.Talking To The Sun
2.1988 Aktivatior
3.New Age Synthesis (Unzipping The Zype)
4.Healing Feeling
5.Earthrise
6.Open
7.Definite Activity
8.Getting Better
9.Day After Day
10.Getting In Tune
11.Don't Dither Do It
12.The Fire Inside

79年発表。かなり電子音化した作品でテクノの侵食が著しい。A「1988 Aktivatior」は今までのヒレッジには無いパンクの様相を呈したロックナンバーで驚き。E「Open」やF「Definite Activity」は最早ダンスナンバー。この作品でもG「Getting Better」でビートルズのカヴァーを披露。全編ヒレッジのプロデュースだがこの曲だけはニック・メイスンと共同プロデュース。

KHAN

SYSTEM 7

THE ORB

GONG

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