THE WILD FLOWERS

ロバート・ワイアット、ブライアン&ヒュー・ホッパー兄弟、ケヴィン・エアーズ、リチャード・シンクレアによって64年結成。他にマイク・ラトリッジ、パイ・ヘイスティングス、リチャード・コグラン、リチャードの兄、デイヴ・シンクレアも関わっていた伝説のバンドがワイルド・フラワーズ。ワイアット、ホッパー、エアーズ、ラトリッジはソフト・マシーン。シンクレア、ヘイスティングス、コグランはキャラヴァンとカンタベリー・シーンを代表する2大バンドを生み出した正に貴重かつ重要なバンドだろう。良く分からないが2つのバンドへの分裂によってバンドはいつの間にか解体されていたようだ。

THE WILD FLOWERS

1.Impotence

2.Those Words They Say

3.Memories

4.Don't Try To Change Me

5.Parchman Farm

6.Almost Grown

7.She's Gone

8.Slow Walkin' Talk

9.He's Bad For You

10.It's What I Feel (A Certain Kind)

11.Memories (Instrumental)

12.Never Leave Me

13.Time After Time

14.Just Where I Want

15.No Game When You Lose

16.Impotence

17.Why Do You Care (Zobe)

18.The Pieman Cometh (Zobe)

19.Summer Spirit (Zobe)

20.She Loves To Hurt

21.The Big Show

22.Memories

これぞ原点と言うべき65年から69年にかけて録音されたワイルド・フラワーズの音源。94年迄は公にされておらず幻の代物だった。カンタベリーファンは涙モノの音源であり、その楽曲もなかなかのもんで感動してしまう事間違い無し。@「Impotence」からめちゃくちゃ良いです。ヒュー・ホッパー作でこんなポップな楽曲を彼が書いていたのかと驚き。作詞はワイアット。録音は69年となっておりロバート・ワイアット(Ds, Vo)、ヒュー・ホッパー(B)、パイ・ヘイスティングス(G)とそれぞれソフト・マシーン、キャラバンの活動を始めていたからどのように録音されたのかは分からない。同曲が66年の録音としてOに収録されておりボーカルはワイアットだがドラムをリチャード・コグラン、ギターはブライアン・ホッパーとなっている。まだ21、2歳だったワイアットの声が若々しい。チャック・ベリーのカヴァーE「Almost Grown」はブライアン・ホッパーが歌っている。殆どの楽曲をブライアン&ヒューのホッパー兄弟が手掛けており65年から既にオリジナル作を手掛けていた事は驚きだ。ワイアットの単独作はH「He's Bad For You」のみ。エアーズの単独作もF「She's Gone」のみ。それにしても何れの曲もしっかりとした演奏、楽曲となっており後に続く原点を垣間見れる。必聴盤。

SOFT MACHINE 1

SOFT MACHINE 2

CARAVAN

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