MICROSTORIA

ミクロストリアはマウス・オン・マーズのヤン・ヴェルナーとオヴァルことマーカス・ポップによるユニット。その音はマウス・オン・マーズ程ポップではないがオヴァル程エクスペリメンタルな所まで行ってしまったものでもない。静かな気配を結晶化した残響音が耳に心地良く響く。

SN_DING

1.Slap Top
2.Ecclectrig
3.File Care
4.Zuhause
5.Fund
6.Communerism
7.Dokumint

8.Endless Summer NAMM
9.Work Place
10.Feld
11.Teil Zeit
12.Sleepy People / Network Down
13.Per Formal
14.Quit Not Save

94年に発表された1st「INIT DING」から7曲(@〜F)、96年に発表された2nd「_SND」から7曲(G〜M)を抽出し1枚に纏められた日本編集盤。彼らの音にビートやリズムは存在しない。その点オヴァル的なアプローチが強く感じるかもしれないが質感は全く違い音の響きに重点がおかれている。エクスペリメンタルな作りながらソリッドで張り詰めた緊張感は感じさせない。

MODEL 3, STEP 2

1.Me-Too-Modula

2.Glocky Bit

3.Kontra

4.Fakeshift

5.Flexen

6.Mem.Brand

7.Artik

8.Soso Sound

9.Paro Fadeout

Bonus Track (Live Berlin 07.07.2000)

10.Fantasy Wars

11.Inhouse_Auszeit

マウス・オン・マーズの「NIUN NIGGUNG」、オヴァルの「OVALPROCESS」を経て作成された2000年発表の3rd。生音が増え自然な音のふくらみや温もりを大きく感じるが所々にオヴァル寄りの擦り切れ電子音も。実験的電気音の響は決して押し付けがましくなく雰囲気に任せればよい。ナンセンスな感触を感じさせないのはただ電子音を羅列し共鳴させたのではなく質感や構造にこだわり調和させたものだからだろう。でもフリーフォームな感覚も感じさせますが。頻繁に聴く作品ではないが勉強中や何かしているときに何気に聴いてしまいます。

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