MAGMA

 さて、マグマです。このHPを訪れている方はマグマ?火山?何それ?と思われる方も多いかと思います。皆様は“オリジナリティー”、“超個性的バンド”と聞いてどのようなアーティストを想像するのでしょうか?。個性的なボーカル、個性的なギター、個性的な歌詞・・・様々な個性を持ったバンドがあるかと思いますがそれら全てをひっくるめてこれぞ“超個性”と呼べるのがこのマグマだと僕は思ってます。ジャンルはプログレ。イギリスにはクリムゾン、アメリカにはザッパ、イタリアにはアレア、ドイツにはカンがいるようにフランスにはマグマがいるのです。そこそこプログレに精通されてる方にとっては知らぬ者はいないはず。でも普通の人は知りませんね、残念なことに。一部のファンのみしか知らないのはあまりに理不尽、どう考えてもおかしい。そこで皆様に少しでも知ってもらいたく、一度は耳にして欲しいため少しばかり紹介させていただきます。

 マグマの結成は69年。ジョン・コルトレーン(マイルス・デイビスと並びジャズ界の巨匠)を敬愛するクリスチャン・ヴァンデがコルトレーンの死後ひとつの啓示を受けバンドの結成を実践したとされる。1stあたりはジャズロックと変拍子を基調としているが注目は言語。フランス語でも英語でもなくコバイア語なる創造言語を使用していること。この言語はヴァンデが作ったもので文法はフランス語に近いがフランス人にも読解不能。創造言語を使用しているのはいろいろな理由があるらしいが一つにフランス語という言語がロックに合わない事も理由のようだ。(何かの雑誌でロックに最も合わない言語がフランス語と日本語だと書いてあったっけ)

 らしさを発揮するのが3rdの「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」辺りから。この作品は「THEUSZ HAMTAAHK」三部作の一つとして作られた作品でアルバム一枚一曲を成す大曲だ。以降大曲の強烈なナンバーをいくつも作り出すが未だお目にかかれてない曲や未完成の曲、スタジオ録音されていない曲など多数ある。

 マグマの人脈関係は非常に複雑でいちいち説明していたらキリがないので省略するが頭脳はもちろんドラム(兼ボーカル)のクリスチャン・ヴァンデ。殆どの楽曲が彼の手によるもの。クリムゾンではロバート・フリップが絶対君主の頭脳であるようにヴァンデはマグマの絶対君主として圧倒的存在感を誇っている。しかし彼を取り巻くメンバーも超強力。脅威の声量を誇るマグマの声、クロース・ブラスキスや若き天才バイオリスト、ディディエ・ロックウッド、ヴァンデと並びマグマリズムの柱、ベースのヤニック・トップ、同じく凄腕ベーシストのベルナール・パガノッティ等鬼のようなメンツが入り乱れて黄金期を司っている。中でもヤニック・トップのベースはヴァンデと双璧を成すリズムの要。彼の作曲した「De Futura」は泣く子も黙る究極のナンバーなので是非とも聴いてほしい。

 80年代に入るとヴァンデのソロ活動やマグマのメンバーで妻でもあったステラ・ヴァンデ等と結成されたOFFERINGの活動でマグマは沈静化していく。が、90年代に入りライブを再開。復活を遂げ現代に至るわけだが今までに残した未発表の音源が多数あり掘り起こしが現在も進んでいる。

 僕のマグマとの出会いは意外に古く今から10年程前。高校1年生頃の事でしょうか。当時は音に飢えておりまして(今も飢えてますが)プログレに手を出し始めたのもこの頃です。雑誌にサルでも分かるプログレ講座みたいなもんがあり大御所のクリムゾン、フロイド、イエス、EL&P、ジェネシスを大々的に特集していたのですが隅っこの方にフランスのプログレとしてこのマグマがちょこっと紹介されてたんです。コバイア語なる怪しい言語を使うバンドがあると。それ以来興味津々で追いかけ続けたのですがなかなかCDが見つからなくて聴きたくても聴けなかったのを覚えてます。因みに日本には98年初来日。そして2001年2度目の来日公演で僕は初めてマグマを体現しました。圧倒的なテンション、ヴァンデのドラミング、70年代の黄金期に勝るとも劣らない勢いで彼らは疾走し続ける。

 マグマのCDですが大手の店に行ってもそれなりの数を集めるのは難しいかも(ある程度は置いてあると思いますが)。ディスクユニオンやその手の店で揃えるのが良いでしょう。初心者は「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」、「WURDAH ITAH」、「LIVE」辺りから手を出してみては?

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MAGMA、OFFERING、OTHERS

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