MAGMA

MAGMA

Disc1 Le Voyage

1.Kobaia

2.Aina

3.Malaria

4.Sohia

5.Sckxyss

6.Aurae

Disc2 La Decouverte De Kobaia

1.Thaud Zaia

2.Nau Ektila

3.Stoah

4.Muh

70年発表。2枚組の1st。コバイア語をモチーフにした壮大なコバイア物語の幕開け。トータルアルバムとなっている。音はジャズロックを基調としており初期ソフト・マシーンに近い音のようだが彼らの場合“〜に似ている”といった表現は意味をなさないだろう。@「Kobaia」は彼らの代表曲でライブで頻繁に演奏されている。チェンバーロックの原型がここにある。

1001゜ CENTIGRADES

1.Riah Sahiltaahk

2.“Iss” Lansei Doia

3.Ki Iahl O Liahk

71年作。大曲への片鱗やマグマらしさは既に芽を出し@「Riah Sahiltaahk」でそれが顕著に表れている。ヴァンデのドラムは凄みを増し凶暴化。この作品時ヨシコ・セファーが加入しており同じくマグマのメンバーであったフランソワ・カーンと後にZAOを結成することになる。B「Ki Iahl O Liahk」はフランソワ・カーン作である。A「“Iss” Lansei Doia」と共にジャズロックとして秀逸の出来。

MEKANIK KOMMANDOH

1.Mekanik Destruktiw Kommandoh
下記「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」の3ヶ月前に録音されたものでヤニック・トップはまだ加入前。89年ごろ公にされたテイク。演奏自体は完成の域に達していないが、恐るべきはボーカルの荒々しさ、激しさで完全に「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」を凌駕する。チャプター分けも無く1トラック。不気味なピアノの調と共に冒頭部の雄叫びのような演説も圧巻。俗にいうデモ盤なんて呼ぶにはあまりにバカらしい程の出来。

MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH

1.Hortz Fur Dehn Stekehn West

2.Ima Suri Dondai

3.Kobaia Is De Hundin

4.Da Zeuhl Wortz Mekanik

5.Nebehr Gudahtt

6.Mekanik Kommandoh

7.Kreuhn Kohrmahn Iss De Hundin

73年4月マグマ黄金期の柱となる史上屈指のベーシスト、ヤニック・トップを向かえ作成された彼らの代表作であり大傑作。チャプター分けされているがトータル一曲の大作。通称「M.D.K.」と呼ばれている。コバイア物語の核となる「THEUSZ HAMTAAHK」3部作の一つでありこの「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」は第3部にあたる。下記の「WURDAH ITAH」が第2部にあたり第1部の「THEUSZ HAMTAAHK」のスタジオ録音盤は発表されてない。第1部の「THEUSZ HAMTAAHK」は「CONCERT 1976 OPERA DE REIMS」や「RETROSPEKTIW 1-2」、「THEUSZ HAMTAAHK/PARIS 2000」のライブアルバムでそれぞれ76年、80年、2000年のテイクが聴ける。

 とにかく地鳴りの様なヤニック・トップのベースと複雑に展開して行くリズム、コーラスワークが圧巻で終盤のテンションは驚異的としか言いようが無い。こんなもんよく作ったなと思ってしまいます。しかしライブでの演奏はもっと凄い・・・。

WURDAH ITAH

1.Malawelekaahm

2.Bradia Da Zimehn Iegah

3.Maneh Fur Da Zess

4.Fur Dihhel Kobaia

5.Blum Tendiwa

6.Wohldunt Mem Deweless

7.Wainsaht !!!

8.Wlasik Steuhn Kobaia

9.Sehnnteht Dros Wurdah Sums

10.C'est La Vie Qui Les A Menes La !

11.Ek Sun Da Zess

12.De Zeuhl Undazir

74年発表。マグマとしてではなくクリスチャン・ヴァンデのソロ名義で発表されているがマグマです。「THEUSZ HAMTAAHK」の第2部。前作同様チャプター分けされているが1トラックの大曲。スタジオトラックとしてはこのアルバムが最も好きです(甲乙付け難いですが)。「MEKANIK DESTRUKTIW KOMMANDOH」以上に複雑な展開のこの曲はごり押ししていくピアノ、ドラム、ベース、コーラスが渾然一体となって聴き手を圧倒する。録音はたったの4人(クリスチャン・ヴァンデ、ステラ・ヴァンデ、ヤニック・トップ、クロース・ブラスキス)。とても4人で作られたとは思えない迫真みなぎる脅威の演奏。意外に聴き易いアルバムなんで「マグマとは何ぞや?」と言う方、先ずはこれを聴いて下さい。奇跡の名演、名盤の「LIVE」を聴くより初心者にはこちらの方がとっつき易いはず。これ聴いて駄目ならマグマは諦めましょう。それ位素晴らしい作品。

KOHNTARKOSZ

1.Kohntarkosz Part One

2.Ork Alarm

3.Kohntarkosz Part Two

4.Coltrane Sundia

74年作。へヴィネスマグマの真髄、それが「Kohntarkosz」。「M.D.K.」や「WURDAH ITAH」と対極を成すように変則的なリズムチェンジは無い。ここで聴けるのはスローな反復リフレインでヤニック・トップの重々しいベースと共にどことなく呪術めいたものを感じる。ラストでは大爆発へ持ってくる展開になっているがその高揚感がなんとも言えない。この曲の本当の真髄は「LIVE」で聴ける。C「Coltrane Sundia」はジョン・コルトレーンに捧げられた曲。尚、僕のCDはBに「Kohntarkosz Part Two」が収録されているが現在はABが入れ替わっておりPart1とPart2を続けて聴くことが出来る。

UDU WUDU

1.Udu Wudu

2.Weidorje

3.Troller Tanz

4.Soleil D'ork

5.Zombies

6.De Futura

7.Emehnteht-Re

76年作。「KOHNTARKOSZ」後マグマを離れたヤニック・トップだがここで復帰。そしてマグマ屈指の名曲E「De Futura」を残す。尋常じゃないベース音というのはこういう事を言うのでしょう。これほどベースが主張している曲も珍しい。他の曲が黒人音楽への傾倒、ファンキー路線を進んでいるのに対しこの曲は特別な異彩を放っている。奇数拍子の反復ベースを執拗に、そして徐々にスピードアップさせていきそれが極限にまで達するのであるがとても人間技の代物とは思えません。ヴァンデ&トップの2人がマグマの要。この曲を聴くだけでそれが十分伝わる筈。聴いて、発狂して、失神してください。付け加えておきますが「De Futura」以外の曲も粒揃いで楽しめます。

ATTAHK

1.The Last Seven Minutes

2.Spiritual

3.Rindre

4.Liriik Necronomicus Kanht

5.Maahnt

6Dondai

7.Nono

78年作。前作発表後一旦は解散に向かったマグマだがクリスチャン・ヴァンデ、ステラ、ブラスキスらと再結成されこの作品が発表される。大作志向が完全に無くなったマグマだが魂は失われていない。@「The Last Seven Minutes」が超強力で約7分間の間にマグマの良さを全て凝縮した感じ。ぐいぐいと引っ張っていくドラムとベース。その上にボーカルとコーラスが乗っかり絶妙な配合を見せる名曲。一方女性ボーカルをフィーチャーした穏やかで美しい曲も登場し感動を呼ぶ。ジャケットはエイリアンでお馴染みギーガー。この作品後のRETROSPEKTIWライブを最後にマグマを支え続けた声の要、クロース・ブラスキスがバンドを去る。実は僕のマグマ初体験の作品がこれで非常に思い出深い一枚でもある。

MERCI

1.Call From The Dark (Ooh Ooh Baby)

2.Otis

3.Do The Music

4.Otis (Ending)

5.I Must Return

6.Eliphas Levi

7.The Night We Died

84年発表。スタジオアルバムとしては現段階で最終作。ファンの間にはこの作品をマグマの作品として認めない方もいるかも。実際僕も触手を伸ばすのに抵抗がありました。マグマのお約束でもあるコバイア後は影を潜め英語やフランス語で歌われている曲があったり、度迫力の演奏もここにはありません。簡単に言えばコーラスを多用しポップ感が増したと言った所でしょうか。しかしこの作品にはクリスチャンの魂と愛を感じることが出来ます。決して敬遠すべき作品ではなく以降のマグマを見極めるうえでも外せない作品。そしてこのアルバムのスピリチュアルな部分は以降オファーリングに受け継がれます。

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