9th〜13th

MAGICAL MYSTERY TOUR

67年12月にTV映画のサントラとして@〜Eを収めたEPとして発売された。それらにシングル曲を収録して出来たものがこれでイギリスEMIより76年11月発売。レコーディング時期が「SGT PEPPER'S〜」と同時期になるためどれも凝った音だ。特にジョンの代表曲であるE「I am the walrus」、G「Strawberry fields forever」は複雑なアレンジ。F「Hello goodbye」、H「Penny lane」はポールの名曲。A「The fool on the hill」、D「Your mother should know」も良い。

THE BEATLES

68年11月発表。ビートルズ後期を告げる2枚組の大作。通称「ホワイトアルバム」。各人がバラバラに曲を持ち寄ったためまとまりには欠けるが、そんなことは関係ない。こんなの作られたら文句を言う気も失せる。ビートルズの作品群で今聴いても最も新しく感じるアルバム。凝った音は影を潜めたため必然的に各人の曲の差がはっきりしているところが好きだ。日本でやたらと人気のあるポールのカリプソ調ソングC「Ob-la-di,ob-la-da」、ジョージの傑作の一つF「While my guitar gently weeps」、ジョンにしか作れないこのアルバムの最高峰G「Happiness is a warm gun」、ポールらしい隠れた名バラードO「I will」、短時間で作られたB@「Birthday」の陽気さ、個人的に大好きなジョンのBC「Everybody's got something to hide except me and my monkey」、マハリシを痛烈に批判したBD「Sexysadie」、ポールのへヴィーメタルソングBE「Helter skelter」、ジョージのBI「Savoy truffle」も名曲だと思うし、非常に聴き所が多い。

YELLOW SUBMARINE

69年1月発表。間違いなくビートルズのアルバムで購入するなら最後に位置する作品。チャートで唯一トップ(2位)を取れなかったアルバムでもある。@〜Eがビートルズの曲で以降はジョージ・マーティンによるオーケストラ演奏。それに加え@「Yellow submarine」、E「All you need is love」は既発のアルバムに収録されている。ただしポール作のC「Hey bulldog」は絶品でこの曲があったおかげでアルバムの価値は高まった。

ABBY ROAD

69年9月発表。実質製作は最後となる、偉大なるバンドの偉大なる最終作。Gから最後まではメドレー形式のロックシンフォニー。凄すぎる!。ジョンの曲も織り交ぜながらフィナーレまで持っていったポールの才能には脱帽する。オープニング、ジョンの@「Come together」、ジョージの最高作と言われるA「something」、F「Here comes the sun」、リンゴのD「Octopus's garden」も良いし、とても崩壊寸前のバンドが作ったとは思えない。ただただ感動せざる得ないアルバム。

LET IT BE

70年5月発表。69年1月に行われた“Get back”セッションの素材をフィル・スペクターがプロデュース。ポールの名曲I「The long and winding road」を彼が大胆にアレンジしすぎてポールが激怒したのは有名な話。決して評価の高い作品とはいえないが聴き所は多いしビートルズのラストアルバムとして恥ずかしくない仕上がりとなっている。ジョンのB「Across the universe」、ジョージのC「I me mine」は名曲だと思うし、代表曲のE「Let it be」、K「Get back」も収録されている。名曲は多い。

1st〜4th  5th〜8th

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