APHEX TWIN

Selected Ambient Works 85-92 

R&Sからリリースされた彼の初期作品集。古い作品では彼が14歳の時に作成されたものも。非現実的な空間的音響は聴衆をアナザーワールドへ引きずり込む。これとハードフロアの1st、オービタルの2ndを合わせた3枚で白、黄、茶と3種の神器みたいな呼ばれ方をされてました。必聴盤。

Polygon Window (Surfing On Sine Waves)

ポリゴン・ウィンドウ名義で発表された94年作。アンビエント調の曲中心で「Selected Ambient Works 85-92」からの発展系ともいえる。が、一辺倒には傾かずB「Quoth」で見せるハード系の音もある。アンビエントなのか遊びなのかどちらともとれない辺りはいかにもひねくれ者の彼らしい。

Richard D. James Album

96年発表。高速ブレイク・ビーツ炸裂。ドラムン・ベースとシンセのメロディーが共鳴し合い、その姿は極限にまで達している。高速ビートと可愛らしいメロディーが印象的な名曲H「Girl/Boy Song」収録。未知なる音楽を探求し続けた創作意欲溢れる彼が狂気とユーモアを用い作り出した脅威の音響詩。名盤。

Drukqs

5年ぶり2001年発表の新譜。全30曲2枚組の大作だ。攻撃的でゴリゴリのドリルンベースからピアノ、アンビエント音響・・・。元々多彩さを見せつけてくれた人ですがこの作品でもそれは際立っている。混沌さを持ちながらどこを切っても非常に高い加速性、陶酔感といった緊張感が維持されている。なんか聴き手を挑発しつつも一気に聴かせてしまうんだから恐れ入ります。

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