109 Discs of 70's(76〜79)

76

MUST!

LtoR

LED ZEPPELIN 「Presence」

CAMEL 「Moonmadness」

 

LtoR

BLACKMORE'S RAINBOW 「Rainbow Rising」

RUSH 「2112」

BOSTON 「Boston」

KANSAS 「Leftoverture」

EAGLES 「Hotel California」

AEROSMITH 「Rocks」

 

 76年、僕の生まれた年です。音楽を語る上でもあまりに特筆すべきとこがない年だと言われてます。そんな中ツェッペリンの「Presence」があったことは非常に喜ばしい。彼らの作品は全部好きなんで甲乙つけがたいですが、やっぱりこれが一番好きです。 そしてキャメル。初めて聴いた「Mirage」や名盤と名高い「The Snow Goose」も好きですが最高作を挙げるなら僕はこれにします。世界観を含め彼らの作品中でも屈指の出来。彼らの音の核だった幻想的な世界を醸し出すキーボードのピーター・バーデンスは2002年1月22日他界しました。

 

 ドラムスにコージー・パウエルを迎えて作成されたレインボーの2nd「Rainbow Rising」は超名盤。この作品が有るだけでリッチー・ブラックモアがディープ・パープルを脱退した価値有り。全編名曲揃い。特にラスト2曲の流れは最高の展開。完璧。 ラッシュは好きなアルバム多し。この作品から「Moving Pictures」迄は名盤揃い。 ボストンは1stか2ndになると思います。どちらとも完璧です。一見ポップなロックですが徹底的に作り込まれており比類なき完成度とはまさにこれ。シンセを使用せず究極にまで作りこんだサウンドは今聴いても全く古びず、完璧主義者トム・ショルツの職人魂を感じる。捨曲皆無。 ヴァイオリン奏者がいる事で特徴的なアメリカン・プログレ・ハードの王者カンサス。粗削りながら魅力を感じる初期から70年代最後の「Monolith」まで全部好き。無難に最も評価の高い「Leftoverture」を選びましたが他も聴いて欲しい。 ウエストコーストの大御所イーグルス。パンクの波に消されるわけですが「Hotel California」が名盤である事に疑う余地はありません。 エアロスミス最高傑作となると間違いなく挙げられる「Rocks」。楽曲、演奏共に彼らにとって第一のピーク。名盤中の名盤です。

77

MUST!

LtoR

DAVID BOWIE 「Low」

TELEVISION 「Marquee Moon」

 

LtoR

SEX PISTOLS 「Never Mind The Bollocks」

RENAISSANCE 「Novella」

Electric Light Orchestra 「Out Of The Blue」

 

 ゲストにブライアン・イーノやイギー・ポップを起用。ジャーマン・エレクトロの世界に目を向けて作成されたデヴィッド・ボウイの「Low」は大傑作だ。後半のインストはとにかく圧巻。 NYパンクの祖、テレヴィジョンは「Marquee Moon」という驚異の傑作を発表するも次作で崩壊。

 

 この年を語るのであればどう考えてもピストルズを外すわけにはいかないでしょう。大好きですが個人的にはテレヴィジョンの方が好みの音です。 ルネッサンスをまた登場させてしまいましたが、彼らの70年代の作品は全部入れたいくらいです。E.L.O.の最高作は選ぶの困難。初めて聴いたのが確か「Out Of The Blue」。名盤。

78

MUST!

LtoR

NATIONAL HEALTH 「National Health」

MIKE OLDFIELD 「Incantations」

V.A. 「No New York」

KRAFTWERK 「Man Machine」

 

LtoR

THE JAM 「All Mod Cons」

KATE BUSH 「The Kick Inside」

DEVO 「Q: Are We Not Men? A: We Are DEVO!」

 

 ハットフィールド&ザ・ノースとギルガメッシュが合体したナショナル・ヘルス。同年発表の2ndと共にカンタベリー史に輝く極上の名盤です。 マイク・オールドフィールドの最高傑作は1stとする意見が多いかもしれませんが個人的には「Incantations」がベストアルバム。20分近い大曲4曲(トータル1曲)で構成された大作。 「No New York」はV.A.なんで反則ですがパンクの歴史を語る上で必須、必聴。プロデューサーはブライアン・イーノですがこの時期の彼が果たした音楽界への貢献度は計り知れない。 クラフトワーク。無機質電子音、現代音楽へ与えた影響からすれば「Autobahn」に譲るとしてもモダンなテクノを「Man Machine」で完全に確立。

 ジャムの「All Mod Cons」はキンクスの「David Watts」をカヴァーしているという理由で初めて聴いた作品。名盤だ。 ピンク・フロイドのデイヴ・ギルモアによって発掘されたケイト・ブッシュがデビュー。今でこそ普通の事だが10代の彼女が作詞作曲を全て担当。それがまた卓越していた事は驚異に値する。 ディーヴォ。間違いなく今までになかったバンドでステージ衣装やそのサウンドスタイルは全くの新種。そのディーヴォなる名はDevolution(退化)の略称だから面白い。この1stをプロデュースしたのはブライアン・イーノなんだから更に面白く驚きであり当然の結果でもあると思う。

79

MUST!

LtoR

THE CLASH 「London Calling」

FRANK ZAPPA 「Sheik Yerbouti」

AUNT SALLY 「Aunt Sally」

 

LtoR

XTC 「Drums And Wires」

U.K. 「Danger Money」

PINK FLOYD 「The Wall」

THIN LIZZY 「Black Rose」

 

 79年はクラッシュが「London Calling」を世に出した年です。パンクとかの次元ではなく間違いなく全ロックファン必聴の超名盤。 そしてザッパ。この名盤特集にはフロイドに続き6枚のアルバムを選出。ザッパは自分にとって偉大なアーティスト5指に間違いなくランク・イン。「貴方にとって偉大なアーティストは?」と問われてパッと出てくるのはフロイド、ザッパ、ビートルズ、マグマ・・・。あとはクリムゾン、クラフトワーク・・・。そんな感じです。そのフランク・ザッパは79年に5枚の作品を発表しました。そのどれもが異様に高次元で高水準なんだから恐ろしいとしか形容する言葉が見つかりません。他のアーティストが10年費やしても出来ない事を1年で・・・。とりあえず「Sheik Yerbouti」を挙げておきます。ライヴ音源、スタジオ音源を信じ難い次元で編集しているにも関わらず、一つの作品として全く違和感の無いとんでもなくも完璧な作品。 PHEWが在籍した伝説のパンクバンド、アーント・サリー唯一の作品。衝撃度最強盤。

 

 XTCの「Drums And Wires」は名盤。名曲揃いです。 ニュー・ウェーヴが勃興する中現れたプログレ界最後の生き残りU.K.。「Danger Money」はメンバーチェンジを経た2ndですが名盤として名高い1stよりもポップな味付けが絶妙でこっちの方が好きです。ちょうどエイジアへの橋渡し的作品。 フロイドは入れようか迷ったのですが結局入れてしまい70年代に4枚。全年代計7枚。一番好きなアーティストという事で勘弁してください。 今は亡きアイルランドの英雄、フィル・ライノット率いるシン・リジィ。大好きです。特に「Black Rose」は愛聴盤。

<300 Discs Of The Century:66〜99>

INTRODUCTION

32 Discs of 60's

66〜69

109 Discs of 70's

70〜72  73〜75

54 Discs of 80's

80〜84  85〜89

95 Discs of 90's

90〜94  95〜99

 

10 Discs of Live Album

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