109 Discs of 70's(70〜72)

 70年代の前半はとにかく恐ろしい数の名盤が存在。音楽を愛するのであれば結局はこの時代に行き着くと思われる。そして抜け出せなくなる・・・

70

MUST!

LtoR

SOFT MACHINE 「Third」

SYD BARRETT 「The Madcap Laughs」

VAN DER GRAAF GENERATOR 「H To He Who, Am The Only One」

JOHN LENNON 「Plastic Ono Band」

GEORGE HARRISON 「All Things Must Pass」

 

 

LtoR

ROBERT WYATT 「The End Of An Ear」

BRIGITTE FONTAINE 「Comme A La Radio」

DEREK AND THE DOMINOS 「LAYLA And Other Assorted Love Songs」

FREE 「Fire And Water」

SIMON AND GARFUNKEL 「Bridge Over Troubled Water」

DEEP PURPLE 「In Rock」

 

 (前身のワイルド・フラワーズ含み)ソフト・マシーンが存在しなかったら・・・と考えると非常に恐ろしい。少なくとも僕にとっては音楽を聴く楽しみが10%は半減していた筈。関わった人脈数しれず。最高傑作は3rdでしょう。20分近い大曲4曲。ロバート・ワイアットも無論在籍で名曲「Moon In June」を提供。彼が脱退後、急速にジャズへの傾倒を高めたソフト・マシーンも悪くはないし名盤多いのですがカンタベリー&ジャズを最もプログレッシヴな形で結実させたという点で、とにもかくにも絶対必聴アイテムです。 シドの才能はこの「The Madcap Laughs」とフロイドの1stを聴けば如何に秀でていたか分かっていただける筈。我々が見る事の出来ない世界を見続けた天才が作った狂気の世界。 カリスマボーカリスト、ピーター・ハミル率いるヴァン・ダー・グラーフ・ジェネレーター。彼らの最高作は選ぶの超困難。特に2ndから4thは究極作だ(「H To He Who, Am The Only One」は3rdです)。クリムゾン好きは必聴。 誰もが認めるジョン・レノン最高傑作。これ聴いて何も感じない方は不幸です。 ジョージがビートルズ期に書き溜めた珠玉のナンバー。ビートルズ後期のジョージがジョン&ポールと対等に肩をならべられる存在だった事をこれ聴いて再認識しましょう。

 

 ソフト・マシーンとは別口で作成されたロバート・ワイアットの1st。ドラムスは勿論彼自身でピアノも担当。フリー・ジャズの要素が強くボーカルナンバーはありませんが彼を語るにこの作品は必聴です。 ブリジット・フォンテーヌの傑作。圧倒的な語り口と前衛ジャズの融合。音数は少ないがとんでもないインパクト。凄いです。 言わずもがなクラプトンのデレク〜。クラプトンはソロよりバンドとしての一人であった方がもっと多くの名曲を生み出していたかもと勝手に考えてます。 ポール・ロジャース率いるフリーの最高傑作は「Fire And Water」でしょう。名盤です。 S&Gの最終作にして最高傑作の「Bridge Over Troubled Water」。名曲揃いすぎ。タイトルナンバーは不滅の名曲。 「In Rock」はディープ・パープルが一旦の頂点を迎えたハードロックの古典的名盤。以前は「Machine Head」が一番お気に入りでしたが今はこちら。

71

MUST!

LtoR

FAUST 「Faust」

CARAVAN 「In The Land Of The Grey And Pink」

THE KINKS 「Muswell Hillbillies」

THE WHO 「Who's Next」

 

LtoR

PINK FLOYD 「Meddle」

GONG 「Camembert Electrique」

BARCLAY JAMES HARVEST 「Barclay James Harvest And Other Short Stories」

THE KEITH TIPPETT GROUP 「Dedicated To You, But You Weren't Listening」

THE MOODY BLUES 「Every Good Boy Deserves Favour」

PAUL & LINDA McCARTNEY 「Ram」

T. REX 「Electric Warrior」

SLY & THE FAMILY STONE 「There's A Riot Goin' On」

CAROL KING 「Tapestry」

BLACK SABBATH 「Master Of Reality」

はっぴいえんど 「風街ろまん」

 

 現代音響、実験音楽云々語る前にファウストは聴いとくべき。最低限このアルバムだけでも。  カンタベリー一派の音楽が大好きな僕にとってキャラヴァン死ぬほど好きです。「In The Land Of The Grey And Pink」は初期の大傑作。ポップだからソフト・マシーンよりはとっつき易い。 RCA移籍後のキンクス最高傑作。脂の乗った名演。とんでもなく素晴らしい出来だ。 「Who's Next」はどう考えても名盤って感じ。個人的には「Quadrophenia」の方が好きでもこれが最高傑作である事に異論ありません。

 

 フロイドサウンドの心地良さは「Meddle」が最高です。 ゴングの大傑作「Camembert Electrique」。先ず手を出すならこの作品を薦めたい。 バークレイ・ジェームス・ハーヴェストは名作多すぎなんですが上手くオーケストラを用いて融合させた3rdは初期の傑作。彼らの作品としてはジャケが地味です。 ムーディー・ブルースも名作多すぎ。最高傑作悩みますが「Every Good Boy Deserves Favour」でしょう。 キース・ティペット・グループは前衛ジャズロックの代表格。ツワモノ揃いです。キース・ティペットのピアノがとにかく凄い。ロバート・ワイアットもドラムで参加。   ポール・マッカートニー、ビートルズ解散後発表の2nd。彼のソングライティングの才能がずば抜けている事を再確認させられる一枚。 T.REXは次作「The Slider」と並び甲乙付けたいですが僕としてはこちらでしょうか。 スライの最高傑作「There's A Riot Goin' On」。「ウッドストック」という映画を見た事ありますでしょうか?。彼らやサンタナの演奏が凄くて衝撃でした。 キャロル・キングは王道でしょう。女性シンガーソングライターとしての地位を完全に確立した。 オジー在籍時のブラック・サバス。この時期は凄みが有る。前作「Paranoid」、次作「Vol.4」等名作連発。この3rdを含み押さえておきたい。 はっぴいえんどの3枚はそれぞれ名作。どれも好きなので僕が最初に聴いた「風街ろまん」を選びます。

72

MUST!

LtoR

YES 「Close To The Edge」

GENESIS 「Foxtrot」

JETHRO TULL 「Thick As A Brick」

TODD RUNDGREN 「Something Anything ?」

MAHAVISHNU ORCHESTRA 「Birds Of Fire」

 

LtoR

MELLOW CANDLE 「Swaddling Songs」

NEU! 「Neu!」

BANCO DEL MUTUO SOCCORSO 「Banco Del Mutuo Soccorso」

THE ROLLING STONES 「Exile On Main Street」

DAVID BOWIE 「The Rise And Fall Of ZIGGY STARDUST And The Spiders From Mars 」

 

 72年の筆頭作は正にイエスの「Close To The Edge」です。最強の面子で作られた最高の音がここにあります。音楽好きは聴いてて当たり前的作品でありどう考えても歴史的名盤でしょう。 僕にとって初のジェネシス体験作が「Foxtrot」。変拍子や複雑なリズムながら聴き易く、完成された初期の大傑作。 ジェスロ・タルも凄い。大曲2曲で埋め尽くされたとんでもない完成度。こういったスコア、どうやって書けるんでしょうか。演奏レベルも超高度。彼らは英国のバンドですがこんな大曲の作品が米国のチャートで1位になってしまうのだから今では信じられません。 トッド・ラングレンの最高傑作は選べない。初めて聴いた「A Wizard, A True Star」も良いですしこの2枚組みの「Something Anything ?」も絶品です。 前衛ジャズ・ロックの至宝マハヴィシュヌ・オーケストラ。彼らはマイルス・デイヴィス・グループで修行を積んだギタリスト、ジョン・マクラフリンが率いるグループです。超スーパーテクと複雑緻密な演奏を繰出す事からプログレファンからも人気があるバンドなんですが多分大手レコ屋ではジャズのコーナーに置かれているのではないでしょうか。とにかくこの「Birds Of Fire」はとんでもない傑作なんで絶対聴くべきですよ。

 

 メロウ・キャンドルの「Swaddling Songs」は知る人ぞ知る英国フォークの金字塔的作品。ダブル女性ボーカルが絶品でおまけに全編名曲。 ノイのこの音は凄い。ハンマービート、反復リズム。クラフトワークとは一味違ったテクノな音を既に展開している。 イタリアは曲者が多い。バンコもその1つ。1stから立て続けに名作揃いなんでとりあえずジャケットが印象的な1stを。ノチェンツィ兄弟のツイン・キーボードとジャコモのボーカルは圧倒的で1stアルバムながらその完成度は傑出している。必聴です。 ストーンズは「Exile On Main Street」で最高の高みに到達した。 デヴィッド・ボウイの最高傑作は名曲揃いです。彼に関しては間違いなくこの作品から手にすべきでしょう。

<300 Discs Of The Century:66〜99>

INTRODUCTION

32 Discs of 60's

66〜69

109 Discs of 70's

73〜75  76〜79

54 Discs of 80's

80〜84  85〜89

95 Discs of 90's

90〜94  95〜99

 

10 Discs of Live Album

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