32 Discs of 60's(66〜69)

 MC5、JEFFERSON AIRPLANE、GRATEFUL DEAD、THE STOOGES、VAN MORRISON・・・。入れるべきアーティストは他にもあると思いますがお許しを・・・。

66

MUST!

LtoR

THE BEATLES 「Revolver」

THE BEACH BOYS 「Pet Sounds」

 

LtoR

THE KINKS 「Face To Face」

FRANK ZAPPA & THE MOTHERS OF INVENTION 「Freak Out」

BOB DYLAN 「Blonde On Blonde」

THE BYRDS 「Fifth Dimension」

 

  ビートルズの「Revolver」、ビーチ・ボーイズの「Pet Sounds」。どちらかを選べといわれても僕には選ぶ事が出来ません。60年代だけでなく20世紀最高のアルバムとして渾然たる輝きを誇ってます。

 

  ひょっとしたらキンクスの4thアルバム、「Face To Face」が音楽史上最初のコンセプトアルバムとなっていたのかもしれないが不運にもレコ会社の協力を得られず。それはさておき彼らが飛躍を遂げるきっかけとなった名盤だと思います。 フランク・ザッパのデビュー作には彼の全てが詰まってます。基本であり先ずはこれ。 ボブ・ディランのLP2枚組大作。新たなサウンドスタイルを導いた名作です。 アメリカン・フォークを語る上で外せないのがバーズ。オリジナリティーを発揮し始めたのは3rdの「Fifth Dimension」でしょうか。彼らの60年代に残した作品はどれも高品質。とりあえず1枚は手にとってみて下さい。

67

MUST!

LtoR

THE BEATLES 「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」

PINK FLOYD 「The Piper At The Gates Of Dawn」

 

LtoR

THE BEATLES 「Magical Mystery Tour」

THE MOODY BLUES 「Days Of Future Passed」

TRAFFIC 「Mr. Fantasy」

THE VELVET UNDERGROUND & NICO 「The Velvet Underground & Nico」

THE DOORS 「Strange Days」

THE JIMI HENDRIX EXPERIENCE 「Are You Experienced ?」

 

 僕はアルバム一枚に優れた曲が2、3曲あって他の曲が平凡であるよりは、特別優れた楽曲がなくてもアルバム一枚で完成された世界があるほうが好きです。まぁそんなことはどうでも良いのですが「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」がコンセプト・アルバムなる言葉を確立、不動のものとしロック史上に残る決定的な作品である事に間違いありません。この作品が録音されているアビーロード・スタジオの真向いの部屋ではピンク・フロイドが「The Piper At The Gates Of Dawn」を製作中。僕としてはそれだけで素晴らしい!と唸ってしまいます。おまけに間違いなく名盤。

 

  「Magical Mystery Tour」を入れるのは反則かもしれませんが名曲揃いなわけで外せなかった。 ムーディー・ブルースはプログレ系として語られることが多いです。大曲があるわけではないのですが60年代からトータル的な世界を構築しているためプログレッシヴな範疇として語られるのでしょう。日本ではあまり目立たないにせよ69年の3rdアルバム以降、アルバムを発表する度にチャートの1位へ送り込む英国を代表する国民的バンドです。そんな彼らの1stが「Days Of Future Passed」で、ロンドン交響楽団と共演したトータルアルバム。この作品の重要性は「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」級にして必聴盤。どちらが最も早く製作、発売されたコンセプト・アルバムだったかなんて低次元な話は止めて聴いてください。 トラフィックの1stはジャケの通り何ともサイケで既に完成された世界を確立してます。以降洗練されてゆく2ndや4thもオススメの名盤。 バナナジャケが印象的なヴェルベッツの1stはヴェルベッツ、ルー・リードを語る上で絶対に欠かせない超傑作。聴いてて当然でしょう。 ドアーズはこの年に1stと2ndを発表。2枚並べて「う〜ん」と悩みながらも、2ndの方が好きと既に心の中で決めている自分がいました。 ジミヘンの1stは名曲揃い。

68

MUST!

LtoR

THE BEATLES 「The Beatles」

THE ROLLING STONES 「Beggars Banquet」

THE KINKS 「The Village Green Preservation Society」

 

LtoR

SMALL FACES 「Ogdens' Nut Gone Flake」

CREAM 「Wheels Of Fire」

VAN DYKE PARKS 「Song Cycle」

JANIS JOPLIN BIG BROTHER & HOLDING COMPANY 「Cheap Thrill」

THE BAND 「Band Music From The Big Pink」

 

 毎年ビートルズを選んで申し訳ないのですがそれだけ好きなんです。 ストーンズの最高作なんて選べませんがブライアン・ジョンソン在籍時代で限定すれば彼が在籍した最後の「Beggars Banquet」です。ブルース魂爆発の大傑作。 キンクスの「The Village Green Preservation Society」は最高に良いです。現在の(ころころ変わる)個人的最高傑作。ビートルズ、ストーンズと並べても何ら遜色はないはず。

 

  スモール・フェイセズは最終作にして最高傑作のコンセプトアルバムを発表したがリーダーのスティーヴ・マリオットが脱退。残されたメンバーはジェフ・ベック・グループで活躍のロッド・スチュワートらを向かえフェイセズを結成。 クリームの傑作「Wheels Of Fire」。スタジオ録音とライブ録音の2枚組大作。 ヴァン・ダイク・パークスはポップス音楽界の巨人。これが1st。 不世出の女性ボーカリストであったジャニスは天才です。薬漬けでも天才は天才なんです。最終作「Pearl」と合わせ間違いなく必聴アルバム。 ザ・バンドはメンバー1人を除きカナダ出身。彼らについて詳しく語れるほど知っているわけではありませんがこの1stは良いです。2ndも良いなぁ。

69

MUST!

LtoR

KING CRIMSON 「In The Court Of The Crimson King」

CAPTAIN BEEFHEART & HIS MAGIC BAND 「Trout Mask Replica」

FRANK ZAPPA 「Hot Rats」

 

LtoR

THE BEATLES 「Abbey Road」

THE ROLLING STONES 「Let It Bleed」

THE WHO 「Tommy」

LED ZEPPELIN 「U」

THE SOFT MACHINE 「Volume Two」

FRANK ZAPPA & THE MOTHERS OF INVENTION 「Uncle Meat」

MILES DAVIS 「Bitches Brew」

 

 赤い色調が何とも良い感じ。何れも名ジャケの3枚を必聴盤とさせていただきます。 キング・クリムゾンは語るまでもありません。 キャプテン・ビーフハートの最高傑作は間違いなく「Trout Mask Replica」です。最強の面々が最高にまで演奏力を強化。プロデュースはフランク・ザッパ。凄くないわけがない。ジャズ、ブルースを超えた絶対的必聴盤。おまけにジャケも凄すぎ。 「Trout Mask Replica」のプロデュースと共にフランク・ザッパは同年度に2枚のアルバムを送り込む快挙。と言いつつこの年には「Burnt Weeny Sandwich」というこれまた名作のアルバムを発表。思わず3枚全て入れそうになりましたが堪えました。それにしても、この人仕事しすぎ・・・。「Hot Rats」はキャプテン・ビーフハートが参加した一曲を除いて全てインスト。ジャズロックの決定盤でありザッパのギターも最高と言う事無しの大傑作。「Uncle Meat」はとんでもないアンサンブルの超傑作ナンバー「King Kong」を収録。ザッパの作品はとにかく音が良い。隅々までクリアな音質は当時の音響機材を考えると尋常じゃない。まぁとにかく聴いて下さいって。

 

  「Abbey Road」は‘MUST!’に入れるべきですが、ジャケの色のバランスが悪くなる(?)ので・・・。 ストーンズの「Let It Bleed」も超名盤。これを聴いてないのはまずいです。 フーの「Tommy」は「Sgt. Pepper's〜」の方法論を更に押し進めたロックオペラ、コンセプト・アルバムの傑作。 とにかく勢いがあったツェッペリン。この作品が70年代の王者となるべき風格を備えていた事に異論無し。 ソフト・マシーンの2nd。ロバート・ワイアットのドラミングが最高です。カンタベリー特有の絶妙な音の流れにも注目。 ジャズを聴かない人でもマイルス・デイヴィスぐらいは要チェック。個人的には「Bitches Brew」が最高に好き。

<300 Discs Of The Century:66〜99>

INTRODUCTION

109 Discs of 70's

70〜72  73〜75  76〜79

54 Discs of 80's

80〜84  85〜89

95 Discs of 90's

90〜94  95〜99

 

10 Discs of Live Album

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